秀吉から拝領の千利休作釣瓶  
                               
  第11,12代通円は橋の守護職として、豊臣秀吉から宇治川の水を汲み上げる大役を命じられます。
秀吉は千利休に作らせた釣瓶で、早朝日の出前の時刻に、
宇治橋三の間から汲み上げた水を、茶会のつど天下の名水として伏見城まで届けさせました。
現在の茶店は寛文12年(1672)の建築で、江戸時代の町屋の風情が残されており、
屋内に入ると五七の桐の紋が添えられた釣瓶や、古い茶壷の数々に店の歴史が感じられます。