河合神社 方丈

 下鴨神社の摂社河合神社は鴨長明出生の地で、境内には長明が終の栖(すみか)とした「方丈」が復元されています。
覆屋の下に見える一丈(約3m)四方、畳にして5畳半ばかりのささやかな建物が「方丈」で、
長明は隠棲の地を移すつどこの建物も持ち運んだと伝えられています。

長明は下鴨神社の神職を継ぐことができず、彼の詩歌管弦の才を惜しんだ後鳥羽上皇の慰留も振り切って、
50歳のとき大原へ隠棲します。その後54歳で日野山中へ移り住みました。