欣浄寺 伏見大仏
深草少将の伝説に誘われて訪れた欣浄寺で、それほど大きくもない本堂に入り、 堂内一杯に納められたご本尊毘廬舎那佛のお姿に圧倒されました。 江戸中期の作になる一丈六尺(5,3m)の木像は、伏見の大仏として親しまれています。
堂内には、小町の恋文を燃やした灰を固めて作られたと伝える、深草少将張文像もあります。
この寺は、曹洞宗の宗祖道元禅師が寛喜2年(1230)から2年間、宇治の興聖寺へ移られるまで 住まいされた「深草閑居」の旧跡でもあります。