にない堂(重文)
浄土院からさらに10分ばかりで西塔の中心に出ます。 にない堂は渡り廊下を挟んで左に常行堂、右に法華堂があり、 丁度天秤棒に担がれた二つのお堂の姿からにない堂と呼ばれ、 昔弁慶がこのお堂を担いだとの伝承があります。
常行堂では、90日間お堂に篭り、立ったままでの2時間の仮眠時間以外は、 阿弥陀仏の周りを念仏を唱えて歩き続ける「常行三昧」の行がおこなわれ、 法華堂では90日間、一日2度の食事とトイレの時間以外は坐禅を続ける 「常坐三昧」の行がおこなわれます。