横川中堂

  西塔から奥比叡ドライブウエーを北へ4キロ、横川のバス停から辿る山間の道は
人影も少なく、さすがにここまで来ると
比叡は観光地ではなく修行の場といった霊気を感じます。  
  
 木立の向こうに見える朱色も鮮やかな舞台造りの建物は、聖観音菩薩を祀る横川中堂です。  
 秀頼、淀殿によって寄進された以前の建物は、昭和17年の雷火で焼失し、
現在の建物は昭和46年に再建されました

慈覚大師円仁によって開かれたこの横川では、
各宗派の開祖親鸞、日蓮、道元などが若き日にこの地で修行をしています。