愛宕念仏寺羅漢像 
       
 奥嵯峨も清滝トンネルの入り口近く、愛宕念仏寺まで来ると紅葉も大分散っていました。   
 この地に化野(あだしの)念仏寺と愛宕(おたぎ)念仏寺の二つの念仏寺のあることは案外知られていません

愛宕郡とは昔の京都市内を意味し、このお寺は元京都六波羅の辺りにあったものを大正11年にここへ移築されました。
住職であり仏師でもあった西村公朝師は寺門興隆を祈念し、
昭和56年境内に一般の人々の手になる羅漢の石像を1200体造りたいと呼び掛け、平成3年成就いたしました。

落葉に包まれ苔むした羅漢のあどけない表情や微笑ましい姿に心がなごみます。