三尾神社 卯の吐水口 

三尾神社は三井寺観音堂の麓にあり、元は三井寺境内にあった社を明治の神仏分離令でここに移されました。
境内のすぐ下を琵琶湖疏水が隧道となって山科へ抜けています。

ご祭神イザナギの尊はいつも赤、白、黒 3本の尾のような腰ひもを付けておられたことから三尾明神と名付けられ、
後に赤い尾が本神となって卯の年、卯の月、卯の日、卯の刻、卯の方角から姿を出現されました。
ここでは昔から三尾明神のお使いは兎とされてきました。

手水舎の兎、めおと兎、神紋の「真向かいの兎」、提灯、石灯籠、拝殿瓦などに兎があり、
卯年生まれの守護神、縁結び、安産に霊験あらたかです。


          
三尾神社 拝殿                                めおと兎