醍醐寺の桜

慶長3年(1598)3月15日秀吉はこの醍醐寺で「太閤花見の宴」を開いています。
花見に合わせて全国から集めた700本の桜は境内に咲き乱れ、
五七の桐の幔幕の下幼い秀頼を中心に、北の政所、淀殿らをはじめ1300人の女房が艶を競います。
その8月に亡くなった秀吉にとっては最期の春となりました。

その当時をしのぶ建物は、951年建立の京都府下最古の建造物であるこの五重の塔だけです。
今も醍醐寺では、4月第2日曜日に豊太閤花見行列が行われています。




   桜祭り 五三桐の幔幕