稲荷大社楼門

稲荷大社は全国に約3万社あるといわれる稲荷信仰の総本社で、
参詣者は年間1千万人を数えます。

参道の正面、大鳥居の奥に朱色も鮮やかな楼門があります。
この楼門は秀吉が母大政所の病気平癒を祈願して、天正17年(1589)に寄進しました。

楼門の前には、稲荷の神のお使いとして2匹の狐が狛犬の代わりに置かれています。
これは江戸の花火師として成功した鍵屋が奉納したもので、花火の屋号「鍵屋」と「玉屋」を
象徴してそれぞれの狐は口に鍵と玉を咥えています。



     玉を咥えた狐像