お田植祭

お稲荷さんは商売繁盛の神様として知られていますが、もとは農耕の神でありました。

昔、秦伊呂具が餅を的にして矢を放ち、射られたその餅は白鳥となって稲荷山の山頂へ飛び去り、
その峰に稲が生えて神として祀られたという伝承があり、イナリの社名もそれに因みます。

6月10日には神田で五穀豊穣を祈り、お田植祭が行われます。
汗衫(かざみ)装束姿の神楽女による優雅な「御田舞」が奏されるなか、早乙女の手で早苗が植えられていきます。

田植姿も今は懐かしい風景となりました。



  お正月で賑わう、手前拝殿奥本殿