御茶屋

東丸神社の東に稲荷社の祠官松本家のもと居宅「松の下屋」があり、
稲荷山を借景とした池泉回遊式の優美な庭園は、ミニ修学院離宮とも称されています。

その中の建物「御茶屋」はもと仙洞御所の建物で、
寛永18年(1641)当社の祠官羽倉延次に後水尾院より下賜されたもので、
明治22年この地に移され重要文化財に指定されています。

内部は本床、違い棚、花頭窓など書院造の格調を保ちながら、
お茶室としての数寄屋風建築への移行が伺える貴重な建物です。
 
春満旧邸、御茶屋はいずれも一般公開はされておりません。


   松の下屋庭園