浦嶋神社 浦嶋子・亀姫像

伊根の町から車でさらに北へ走ると浦島伝説の地、ご祭神嶋浦子を祀る浦嶋神社があります。
この神社に伝わる浦嶋物語の起源は最も古く、
8世紀の丹後風土記などに記され、後世のお伽草紙とは少し物語を異にしています。

この里に住む嶋浦子(浦島太郎)はある日漁に出て、大きな亀を釣り上げます。
亀は美女と変わり彼を常世(とこよ)の国へ誘い、華麗な宮殿で夫婦の生活を送ります。
常世での夢のような3年の月日が流れ、故郷が恋しくなった嶋浦子は
亀姫(神姫おとひめ)から玉手箱をもらって帰って来たのですが、
この世では知る人もなく既に300年が経っていました。

神社には14世紀に画かれた浦嶋明神縁起絵巻と玉手箱が残されています。

   浦嶋神社