静御前誕生の地

丹後半島の西の付け根にある網野町磯には、静御前生誕の地と伝えられる静神社があります。
静は磯の衆と呼ばれる海士の一族磯野善次の子として、海を望むこの高台で生まれました。
7歳の時父を亡くし母とともに都へ出て白拍子となり、義経に見初められ愛妾になります。
しかし、義経は兄頼朝から追われる身となり、吉野で別れた静は再び故郷へ帰ってきます。
義経の身を案じながら、義経との愛を貫いた静は、ここで20余歳のはかない人生を終えています。

静神社には静御前の木像が祀られ、
近くには義経が舟を着けたと伝える入り艘の浜や、沖の飛び石が残されています。

  静神社