法垂窟(知恩院奥)

 法然上人(円光大師)800回遠忌を迎え、ゆかりの地を訪ねます。

 知恩院の大鐘楼の横から将軍塚への山道を10分ばかりたどると、
法垂窟(ほうたるのいわや)と刻まれた石碑の横に
清水の湧く小さな洞窟があります。

法然が吉水草庵を結び、専修念仏の教えを体得した、浄土宗発祥の聖地です。
ここは知恩院ではなく、青蓮院の飛び地境内となっています。

知恩院に戻ると勢至堂の奥高台に法然の御廟があります。
法然は建暦2年(1212)80歳の時に遷化されこの地に葬られました。
終焉の地大谷禅坊は後、弟子源智によって「知恩教院大谷寺」となりました。

知恩院御廟