哲学の道

 蹴上インクラインの手前から疏水の本流と分かれ、南禅寺水路閣を北へ流れる分流は、
暗渠に入って若王子橋の辺りで再び姿を見せます。

ここから銀閣寺橋までの疏水沿いの道は哲学の道と呼ばれています。
大正の頃、哲学者西田幾多郎、河上肇などが思索にふけり、この道を逍遥したことから名付けられ、
今も西田幾多郎の歌碑が途中にあります。

「四季散策2回東山の春」で、春桜の花びらが流れゆく疏水を紹介しましたが、
色とりどりの紅葉に包まれた秋の風情も格別です。
先に取り上げた法然院、安楽寺、そして今回の霊鑑寺、永観堂など多くのゆかしい史跡があります。

疏水沿いの紅葉                        白川疏水