海津浜の石積み 

 海津は湖上航路の港町として栄え、石垣の積まれた海津、西浜、知内の水辺の風景は
「重要文化的景観」に指定されています。
 江戸時代初期、北陸からの貨客はここから大津、長浜へと船で運ばれ、
海津は船問屋、人足、車馬、花街など宿場町としてもにぎわいをみせました。 

明治2年には蒸気船一番丸が運航しましたが、
やがて陸路の交通に客を奪われ衰退して行きます。
 今もうだつのある町並み、蔵屋敷などに昔の繁栄をしのばせる町の風情が見られます。

 湖岸に積まれた波よけ石垣は、元禄14年(1701)代官西与市左衛門が幕府の許可を得て、
全長1163mにわたって築き、村を水害から守ったもので、
近くの蓮光寺に業績をたたえた碑が残されています。
 

 

             海津浜 水辺の景観                           海津の町