飛鳥大仏(飛鳥寺) 

飛鳥寺は蘇我馬子が発願し、推古天皇によって596年に建立された日本最初のお寺です。
創建時は塔を中心に三つの金堂を配し、廻廊をめぐらして講堂を備えた本格的大伽藍でした。

止利仏師の作になる御本尊釈迦如来は、日本最古の仏像として重要文化財に指定され、
今年で丁度開眼1400年を迎えました。約3メートルの豊かなお姿には、平安・鎌倉の二度の大火による
痛ましい補修の跡が見られますが、飛鳥彫刻の特徴がよく残されています。