日吉大社 東本宮本殿

 近江坂本にある日吉大社は、全国の分霊3800余社に及ぶ日吉、山王社の総本社です。
歴史は古く、東本宮のご祭神大山咋神(おおやまぐいのかみ)は、
比叡の神として古事記に記されています。

山王信仰は本地垂迹説に基づき、神は仏が姿を変えて現れたものであるとされました。
そこで、日吉大社の各社には神殿の床下に下殿が設けられ、
昔は各ご神体に対応した仏様が祀られていました。
しかし、明治の神仏分離令で、全て仏像は除去されています。

東本宮脇の樹下社には、大山咋神の妃、鴨玉依姫神(かもたまよりひめのかみ)が祀られ、
本殿の床下には今も聖水が湧いています。

東本宮 下殿                               樹下社 床下聖水