宝厳寺 唐門(国宝)

 弁天堂から平成12年に再建された朱塗りの三重塔を見て、
少し石段を下ると唐門の前に出ます。

唐門には桃山建築を代表する豪華な彫刻が施され、
その奥の観音堂(重文)とともに慶長8年(1603)秀頼の命で
普請奉行片桐且元の手によって、京都豊国廟から移されました。
しかし、近年の研究では秀吉が築いた大阪城の
「極楽橋」の遺構ではないかといわれています。

その奥に続く懸造りの舟廊下(重文)は、
秀吉が朝鮮出兵に使った御座船「日本丸」の舟底骨組みが天井に使われています。

西国33ヶ所第30番目観音霊場として多くの信仰を集めています。

西国霊場 観音堂                             舟廊下