近江 妓王寺
平家物語に登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子祇王、祇女の生まれ故郷は
近江の野洲市江辺庄であると伝えられています。
清盛から何か望むことはないかとの言葉に、
祇王は地元の人々が水不足で苦しんでいることを思い、
田んぼへの水路を造って欲しいと願います。
今もこの水路は延長10キロ余り、
東、西祇王川と名付けられ近江米の水田を潤しています。
江辺庄の人々は、祇王が38歳で亡くなると、妓王寺を建てて弔いました。
妓王寺には祇王等4人の像と供養塔があり、
近くに祇王の屋敷跡が残されています。
祇王(妓王)屋敷跡 東祇王井川