嵯峨野 祇王寺 


祇王・祇女そして二人の母親刀自は無常を感じ、
奥嵯峨の往生院で仏門に入ります。

そこへ仏御前が訪ねてきて、祇王の好意からこのような結果となったことを謝し、
そして今は清盛の気持ちに甘えていても、
やがては同じ運命をたどることになるかと思えば、
私も髪をおろして皆さんのお仲間に加えていただきたいと願うのでした。

時に祇王21、祇女19、刀自45、仏御前19歳共に念仏三昧の余生を送ったと伝えます。

紅葉に包まれた茶室風のささやかな佛間には、
清盛公の像を真ん中に仲良く4人の尼僧の像が並んでいます。
境内には祇王祇女の墓と、清盛の供養塔があります。

 左 祇王・祇女 右 清盛                             祇王像