龍潭寺

井伊初代藩主直政は、故郷遠州井伊谷の龍潭寺を分寺して、
臨済宗龍潭寺をここに建てました。
境内には彦根御前と言われた直弼の母の墓と
直弼の側室里和の文塚があります。

龍潭寺は「庭の寺」とも言われ、南庭の「ふだらくの庭」は48石からなる枯山水、
東庭「蓬莱の庭」は池泉回遊式庭園です。
臨済宗では庭造りも修行のひとつとされ、
ここで始まった園頭科は造園学の発祥とされています。

境内には四季折々の草花が咲き、その数3000種「花の寺」ともいわれています。
書院の104面からなる襖絵は、芭蕉十哲のひとり森川許六の筆です。

参道を入ると石田三成の像があります。
直弼が嫌った敵将三成をなぜここに祀っているのか、
三成を慕う民衆をなだめるためとも、三成の祟りを慰めるためとも考えられます。

                   龍潭寺 石田三成像                        ふだらくの庭  枯山水

          

                 別名達磨寺ともいわれます                       元佐和山城の陣太鼓