祥瑞寺 芭蕉句碑
本福寺の裏手にある臨済宗祥瑞寺は、
一休和尚修養の地として知られています。
一休宗純は後小松天皇を父として生まれますが、
母は早くに宮中を追われたため、幼くして仏門に入ります。
22歳の時祥瑞庵の華叟和尚のもとを訪ね、35歳までの13年間をここで過ごしました。
それ以降の一休は詩、狂歌、書画に風狂な生活を送りつつも、81歳で大徳寺の住持を務めています。
苔蒸した禅寺の清楚なたたずまいの庭に、
「朝茶飲む僧静なり菊の花 芭蕉」と彫られた石の句碑があります。
近くには蕉門十哲のひとり、宝井其角の父竹内東順の屋敷跡があり、
地元では其角邸跡とよばれています。其角は江戸で生まれています。
祥瑞寺 山門 正面 開山堂 右 本堂
祥瑞寺境内 其角邸跡 其角の父 竹内東順出生地