東海庵 書院南庭 「用の庭」

 東海庵は妙心寺四派のひとつに数えられる格式高い塔頭です。
ここには禅の教えを表した「体 相 用」の趣の異なる3つの庭があります。

書院南庭は「用の庭」とされ、坪庭に7つの石が置かれ、
真ん中の石から円形に広がる砂紋は、宇宙の広がりを表しています。

書院西庭は「東海一連の庭」と呼ばれる「相の庭」です。
中国の神仙思想に基づき右手には蓬莱島ら3島を、
そして左手には不動3尊石を配しています。

方丈南庭「白露地の庭」は、妙心寺の伽藍を借景にして、
白砂の直線だけがが引かれており「体」を表しています。 
         
 (特別公開時期を除き 通常非公開です)

       書院西庭 東海一連の庭 「相の庭」                 書院西庭 一文字手水鉢  

                 

        方丈南庭 白露地の庭 「体の庭」                  東海庵山門