随心院 はねず踊り

はねず踊りは3月末の日曜日に小野の随心院で行われます。
はねずとは薄紅色を表し、境内の梅もこの名で呼ばれていました。

むかしからこの辺りの子供たちははねずの咲く頃、
小野小町をしのび、歌い踊りながら各家々を訪ねて廻ったといいます。
歌は「これは楽しや 小野のお寺の 踊りでござる はねず踊りと申してござる」で始まり
深草少将と小野小町の悲恋物語が続きます。

菅笠をかぶり、小袖姿もあでやかな女児たちが、
梅の小枝を挿して踊る舞台には、咲き始めた梅の香が漂います。
この踊りは昭和48年に復活されました。

           はねず踊り  深草少将と小町

          

                                              小野梅園