葵祭
風薫る五月と言えば、王朝の雅を今に伝える賀茂社の葵祭が行われます。
源氏物語には、葵祭に先立って行われる
御禊の日の車争いの場面が描かれています。
この日の祭りに供奉する光源氏の晴れ姿を見ようと、
恋人「六条御息所」は人目を忍んで一条通りに網代車を寄せ行列を待っています。
そこへ源氏の正妻「葵の上」の車が後からやってきて、御息所の場所を奪います。
さらに車まで壊され、皆の前で恥をかかされた御息所は、
生霊なって葵の上にとり付き、葵上は亡くなります。
斉王代禊の行事は、今は5月4日に下鴨、上賀茂神社に置いて
毎年交代で行われています。
そして葵祭と言えば5月15日の路頭の儀を指すようになりました。
廬山寺のホームページには、紫式部は日本人で唯一人「世界五大偉人」に選ばれ、
フランスのユネスコ本部に登録された世界最古の文豪であると紹介されています。
斉王代 勅使
上賀茂神社紫式部歌碑 下鴨神社御手洗池 斉王代禊の池
ほととぎす声まつほどは片岡の もりのしづくに立ちやぬれまし