日野誕生院

 浄土真宗を開いた親鸞上人は、
承安3年(1173) 日野有範(ありのり)を父、吉光女(きっこうにょ)を母として日野の里に生まれました。

江戸時代本願寺広如によって、親鸞ゆかりの地に堂宇が建てられ、
昭和6年現在の本堂完成とともに、日野誕生院と改称されました。

親鸞は9歳の時、青蓮院で天台座主慈円のもとに得度します。
その時、親鸞が詠んだ「明日ありと思う心のあだざくら 夜半に嵐の吹かぬものかは」の歌碑と、
親鸞発心の童形像が境内にあります。

その後、比叡山で20年間修業を積み、さらに法然上人について念仏の教えを受けますが、
旧仏教教団からの圧力で越後へ流罪となります。
各地布教の後63歳の頃京へ戻り、「教行信書」をまとめました。
弘長2年(1262)11月28日、90歳で往生を遂げています。

近くの幼稚園の中には、親鸞の産湯の井戸、胞衣塚もあります。

 左親鸞歌碑と右親鸞童形の像               親鸞聖人誕生之地碑

          

親鸞 産湯の井                  日野家墓地 親鸞両親の墓