日向大神宮

地下鉄の蹴上駅で降りて、インクラインの上部にある疏水舟溜りの橋を渡り、
山道を少したどると日向大神宮に出ます。
訪れる人も少なく、静かな山あいのお社は
京のお伊勢さんとして古くからの信仰を集めています。

創建は23代顕宗天皇の御代、筑紫にある日向高千穂の峰から
神蹟を移したと伝えられる京都で最も古い神社です。

ご祭神は内宮に天照大神、宗像3女神、下記写真の外宮には瓊々杵尊(ににぎいのみこと)をお祭し、
荘厳な境内の雰囲気に神話の世界がしのばれます。

内宮、外宮とも屋根に鰹木(かつおぎ)、千木(ちぎ)を載せ、伊勢皇大神宮に準じた神明造です。
天照大神が天の岩戸に御隠れになり、世の中が暗闇になった時、
手力男命(たじからおのみこと)が天の岩戸を引き開け、
光を取り戻したという神話に基づいた天の岩戸もあります。
ここをくぐると開運、厄除けのご利益があります。


 内宮                                   天の岩戸    
          

境内参道                                 影向石