大沢の池 ライトアップ

ライトで照らしだされた池畔の紅葉は、
暮れなずむ藍色の空を背景に幻想的な景色を醸し出します。
昼にはよく時代劇のロケが行われる場所とは思えないまさに対照的な風景です。

この大沢の池は、嵯峨天皇が中国の洞庭湖を模して、
宮廷絵師巨勢金岡に造らせた日本最古の庭園といわれます。
池泉舟遊式の庭園の周囲には、桜、楓が650本植えられ四季の風情を見せています。
今も名月の夜には龍頭鷁首の舟を浮かべて観月の夕が開かれます。

池には菅原道真を祀る天神島、嵯峨菊ゆかりの菊島、それに庭湖石が置かれています。
池畔には鎌倉時代の20体を超える重厚な石仏が並び、
その奥にある名古曾の滝址は、藤原公任が百人一首に詠んだ日本最古の滝組です。

心経宝塔は昭和42年に建てられた高さ約16mの多宝塔です。

 天神島への橋                         石仏群(鎌倉時代)

          

 心経宝塔                              境内入口