京都 伏見人形 午

全国に伝わる90余種の土人形は、
全て伏見人形の流れを汲むものであるといわれます。

伏見人形は十二支も揃っており、「ちょろけん」を真ん中にして並べてみました。
「ちょろけん」とは正月の門付けに廻る、張り子の大きな帽子をかぶった大道芸人のことです。

伊豆蔵人形は江戸時代御所へ納められ、御所人形と呼ばれるようになりました。
源氏一門の氏神として知られる石清水八幡宮には、馬の土鈴がありました。

貴船神社には絵馬発祥の社として黒馬と白馬の像があります。
貴船は古くから水の神として知られ、
干ばつには雨乞いの黒馬、長雨には白馬を奉じて祈願しました。
それが後に生きた馬に代わって馬形の板が納められ、
さらに今の絵馬へと形を変えてゆきます。

馬は本来神が臨降される時の乗り物であり、神の使いでもあります。
今では各地の神社に絵馬は納められ、図柄も願い事に応じて多彩化しています。

ちょろけんと十二支                       伊豆蔵人形(御所人形)

          

石清水八幡宮 土鈴 午                      貴船神社 黒馬・白馬の像