白鬚神社
今年はお天気もよく、湖西の白鬚神社へ初詣に行きました。
近江の厳島と呼ばれ、湖水に浮かぶ赤い鳥居の向こうには、沖島が見えています。
本殿は慶長8年(1603)秀頼よって寄進され、重文に指定されています。
境内には紫式部の歌碑があります。
「三尾の海 網引く民の てまもなく 立ち居につけて 都恋しも」
長徳2年(966)、越前の国司として赴任する父為時に従って、
紫式部は大津から船でこの沖を通り、網引く漁民の姿を見ながら、離れてゆく都をしのび詠みました。
その他、与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌碑もあります。
「しらひげの 神のみまへに わくいづみ これをむすべば ひとの清まる」
上の句を鉄幹、下の句を晶子が詠んでいます。
紫式部歌碑 白鬚神社 正面
白鬚神社 拝殿 与謝野鉄幹・晶子 歌碑