元伊勢内宮 皇大神社

日本書紀によれば、むかし皇室の祖神である天照大神は宮中に祀られていましたが、
崇神天皇は恐れ多いこととして他の地にお移しになりました。
その後各地を経て垂仁25年天照大神は伊勢に鎮座されました。

丹波の地には伊勢よりも54年早く天照大神が祀られ、
ここから伊勢へ移られました。
 現在大江町には元伊勢内宮皇大神社、元伊勢外宮豊受大神社、
内宮奥の院天の岩戸神社の三社があります。

大江町から府道9号線を大江山の方へ入ると、すぐに元伊勢外宮豊受大神社があります。
更にしばらく行くと内宮皇大神社があり、急な石段の参道が続きます。
ようやくたどり着いた黒木の鳥居の奥に、明暦2年(1656)宮津藩主京極高国が造営した社殿があり、
その横に樹齢2000年と伝える龍灯の杉が歴史をしのばせます。

その奥の宮として渓流の崖の上に天岩戸神社があり、
河岸には産盥、産釜の奇景が見られます。

  元伊勢外宮 豊受大神社                     内宮 龍灯の杉  

          

天岩戸神社                              天岩戸神社 産盥 産釜