日本の鬼の交流博物館

大江山には日本の鬼の交流博物館があり、
入口には高さ5m、重さ10tもある日本一の大きな鬼瓦が据えられています。

館内に入ると日本の鬼、世界の鬼、大江山の鬼それに鬼瓦の移り変わりまで展示されており、
鬼の恐怖というよりも可愛い多彩な表情に鬼への親しみさえ感じられます。
鬼には男性ばかりではなく、般若と呼ばれる女性の恐ろしい面もありました。

大江山といえば百人一首で小式部の内侍が詠んだ
「大江山いくのの道の遠ければ まだふみも見ず天橋立」の歌でも知られています。

権中納言定頼は小式部内侍をからかって,今度の歌会に出される歌は、
丹後に住まいしておられるお母さん和泉式部の代作ですかと問いかけたのに対し、
「大江山へ行く、生野の道は遠く、まだ踏み行ったこともなければ、母からの文も見ていません」
と即興で見事に応えています。

鬼女 般若                          まつろわぬ鬼ども   

          

百人一首 小式部内侍                        大江山スキー場