新緑 賤ヶ岳の大観
6月梅雨の晴れ間の一日、湖北の賤ヶ岳古戦場と黒田家発祥の地木之本を訪ねました。
賤ヶ岳の麓、大音の部落は水上勉の小説「湖の琴」の舞台となった三味線の糸などの産地です。
リフトを利用し、さらに山道を15分ばかり登ると賤ヶ岳421mの山頂に着きます。
「新雪 賤ヶ岳の大観」は琵琶湖八景のひとつですが、
新緑の季節はそれにも増して美しく山頂からは360度の展望が開けます。
北には写真のような余呉湖を眼下にして、
賤ヶ岳古戦場の跡を一望し、天女の伝説を今に伝える羽衣の松も見えます。
東には越前、美濃の山々が連なり、
南東には伊吹山を背にして浅井家終焉の地小谷城址、姉川の古戦場、
そして遠く長浜や彦根の市街を望みます。
南西に広がる琵琶湖には竹生島が浮かんでいます。
賤ヶ岳山頂 賤ヶ岳から琵琶湖を望む 賤ヶ岳のリフト
賤ヶ岳から東南展望 左奥伊吹山 手前小谷城址 右手長浜市街 右奥かすかに琵琶湖を望む