黒田官兵衛祖先の地

木之本町黒田は、軍師黒田官兵衛の祖先ゆかりの地です。

黒田区集会所には「黒田氏旧縁の地」と刻まれた碑と、
その右に黒田家の祖源宗清の廟が建っています。
この辺りは黒田家の屋敷跡と伝えられ、昭和48年集会所建設時にこの墓石は発掘されました。

黒田家は佐々木源氏の流れをくみ、初代源宗清は黒田判官と呼ばれる荘園領主でした。
6代高政の時備前に移され、備前で生まれた官兵衛は黒田家9代目にあたります。

官兵衛の息子長政は、長浜城で10歳から人質として暮らし、
官兵衛は賤ヶ岳の戦いに参陣するなど、湖北との黒田家の縁は続きます。
黒田家ゆかりの黒田観音寺には平安美術の秀作、十一面観音があります。

賤ヶ岳の麓にある伊香具神社の鳥居は、神明鳥居に8本の稚児柱がつき、
さらに左右に脇鳥居がついた伊香式鳥居と呼ばれる大変珍しい姿をしています。

  黒田家廟                               黒田観音寺     

          

 伊香具神社 鳥居                             伊香具神社