浄信寺 木之本地蔵院

木之本のお地蔵さんとして親しまれている浄信寺は、
木之本駅から歩いて5分ばかりです。
お寺の門前には北国街道が通り、木之本宿の古い町並みが見られます。

本堂のご本尊は秘仏として拝観できず、
境内にはそのお姿を3倍にした大きな地蔵菩薩の銅像が建っています。
明治27年に建立された高さ約6mの地蔵菩薩像は、日本3大地蔵のひとつです。
第2次世界大戦中供出命令を受けましたが、
東条英機の妻、東条勝子の協力により供出を免れました。

観音様の足元には沢山の可愛い陶器の片目の蛙が奉納されています。
この庭園に棲む蛙は目の不自由な人々のために、その回復を祈り片目を閉じて暮らしているといわれ、
目の回復を祈る参拝者はこのように「片目の身代わり蛙」を奉納します。

賤ヶ岳の戦いでは秀吉はここに本陣を構え、そのためお寺は焼失しましたが、
その後秀頼によって再建されました。その後も寺は火災に遭い、
現在の本堂は江戸中期に再建されたものです。 
 

木之本地蔵                             片目の蛙       

             

 浄真寺境内                           木之本 町並み