船鉾

船鉾はご祭神神功皇后の新羅外征に因み、出陣船鉾、凱旋船鉾の2基がありましたが、
元治元年の鉄砲焼けで凱旋船は殆どを焼失し、再興されぬまま今はこの出陣船だけが巡行に参加しています。

鉾といっても他の鉾のように高くそびえる真木を持たず、船の優雅な姿で前の祭りの最後を飾ります。
船首には長谷川若狭の作になる、風に強いとされる架空の鳥「鷁(ゲキ)」が飾られています。

応神天皇を身ごもって出陣された神功皇后にあやかり、船鉾は安産のご利益があります。