保昌山 この山は別名「花盗人山」ともいわれ、平安朝の頃、平井保昌は恋する女官から御所紫宸殿の前の 梅の花を手折って欲しいと言われ、そっと盗み出したという伝説にもとづきます。 保昌は武勇と和歌両面に優れ、妻は歌人として名高い和泉式部です。 ご神体の保昌は盗み取った梅の花を腕一杯に抱えている姿が微笑ましく、 縁結びと盗難除けのご利益があります。 また山の周囲を飾る前掛け、胴掛けは、圓山応挙の中国神仙風人物画下絵を刺繍したものです。