美山 かやぶきの里

小浜から朽木を経て京都へ入る鯖街道に対し、
周山街道は西の鯖街道と呼ばれています。

美山町北集落へ入ると、懐かしい茅葺の屋根の民家が山裾に広がります。
何か日常から離れた昔話のような世界です。

重要伝統的建造物群保存地区に指定され、
ここ北の集落では50戸のうち39棟のかやぶき屋根が保存されています。
築100年以上のかやぶき民家が並び、民俗資料館の建物は200年前の民家が復元されています。

民家の間の小道を散策し、屋根にある神社建築のような千木や雪割りと呼ばれる横木にも、
昔からの日本建築の伝統が感じられます。
屋根は20〜30年毎に葺きかえられています。
開放された民家には素朴な民宿もありました。心の癒される日本の原風景です。
9月の中頃にはソバの花が見ごろを迎えます。
 

美山町 遠景

 かやぶきの里散策                         かやぶき屋根と百日紅