近江神宮 天智天皇
近江神宮では毎年お正月に、競技かるたの名人戦とクイーン戦が行われています。
近江神宮のご祭神は天智天皇であり、天智天皇の和歌は小倉百人一首の1番の札とされています。
秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ 天智天皇
この歌碑は近江神宮の近くにある大津京シンボル緑地に建てられています。
西暦663年日本は朝鮮半島での白村江の戦に敗れ、
唐軍の襲来に危機感を抱いた天智天皇は、
667年都を飛鳥から近江へ遷都されます。
671年天皇が崩御されると皇位継承をめぐって、
大友皇子と天皇の弟大海人皇子との間で壬申の乱が起りました。
その戦いに勝利を得た大海人皇子は天武天皇として即位し、翌年都は再び飛鳥へ戻されました。
都が大津にあったのは僅か5年間のことで、
昭和49年に近江神宮の近くで大津宮の遺構が発掘されるまでは、
その場所さへも明確ではありませんでした。
競技かるた「名人戦 クイーン戦」 宮司挨拶 近江神宮 本殿
百人一首 天智天皇の歌碑 大津京旧跡