小野篁神社

湖西線和邇駅から旧街道を南へ約1キロ、
のどかな村の中に小野神社があります

小野神社は古代氏族である小野一族の祖を祀り、
さらにその境内には小野篁神社と篁の歌碑、小野小町の供養塔もあります。

この辺りは小野氏の発祥の地であり、小野妹子の誕生地ともいわれ、
近くには小野道風神社、小野妹子神社もあります。

  わたの原八十島かけてこぎ出でぬと 人には告げよ海人のつり舟  参議篁
篁の伝説といえば、京都では毎夜地獄へ通い、閻魔大王に仕えたという話が伝えられています。
しかし、本当の篁は文武両道に通じ、遣唐副使として2度唐へ派遣されますが、
いずれも船が途中遭難して果たせず、
3度目は遣唐大使・藤原常嗣と諍いを起こし渡航を棄権します。

そのため、嵯峨上皇の怒りに触れて隠岐へ流され、
その道中で詠んだのがこの和歌です。

         小野篁神社(重文)                         百人一首 小野篁の歌碑            

              

小野神社                                 小野小町の供養塔