大船鉾
 

平成26年大船鉾が復活、元治元年(1864)幕末の兵火で焼失以来
150年ぶりに巡行に参加しました。

昭和41年から前祭、後祭が合同で行われていた祇園祭巡行が、
その年から49年ぶりにもとの形に戻り、大船鉾は7月24日の後祭で最後尾を飾りました。

大船鉾は船鉾とともに、神功皇后が身重の身体で朝鮮へ遠征され、
勝利を収めて帰国後無事応神天皇を出産されたことに由来します。
両鉾とも安産のご利益があります。

前祭の船鉾は「出陣船鉾」といわれ、ご祭神の神功皇后は大鎧を身に着けての出陣姿ですが、
大船鉾は「凱旋船鉾」と称し、神功皇后は勝利を収めて帰国途中の狩衣姿です。

船の舳には江戸時代後期に作られた大金幣が飾られ、
後部の舵は明治4年の作で、緋羅紗地波濤文様の刺繍です。

大船鉾巡行                       後祭り 最後尾を行く大船鉾 

          

大船鉾 会所飾り                        大船鉾の上部から