斎場所 大元宮

文明16年(1484)吉田兼倶は唯一神道の教義に基づき、
宇宙の軸をこの地に定め、天神地祇八百万の神を祀る大元宮を創建しました。

本殿は正面八角形に六角形の後房がつき、
屋根は茅葺入母屋造りで、千木、鰹木のある特異な形をしています。
慶長6年(1601)に建てられ、重文に指定されています。

本殿の後ろには伊勢の内宮外宮を祀る東・西明神社、
そして周囲には全国の延喜式内社3132座の神々を祀り、
ここへお参りすれば全国の神に詣でるご利益があります。

節分には赤、青、黄色の3匹の鬼が現れ、
2日夜の追儺式では4つ目の放相氏に追われて大元宮に逃げ込みますが、
鬼たちは全国の神社の疫神ともども都から追放されます。

普段は中門から内へは入れませんが、正月3ケ日、節分、毎月1日に限り公開されます。

 
 大元宮 中門  八百万の神々を祀る諸神社  
   
  大元宮 節分の赤 青 黄の鬼ども