不動堂 柴燈護摩法要

 柴燈護摩は聖宝によって始められ、修験道当山派の法流を継承する醍醐寺では、
この日も不動堂の前で山伏らによって護摩法要が行われていました。

仁王会に先立ち、上醍醐の五大堂では2月15日から21日までの7日間、
全国から集まった僧侶がお堂に籠り、延べ21座1000人の僧侶による法要が行われました。

当日信者に配られる「五大力尊の御影」もそこで祈祷されます。
この御影は「災難、盗難除け」のお札として、京都の町屋によく張られています。
授与された御影は、山伏に託して1度護摩の火に炙って持ち帰えるとご利益が大きいようです。

五大明王の憤怒の形相は、普通の教えでは救い難い衆生のために、
恐ろしい顔や姿でもって衆生の煩悩を断ち、正しい道に導こうとしています。

             

上醍醐 五大堂 中央理源大師像                        祈祷御幣 各種