京都駅の歴史
平成9年に発行された京都駅開業120周年記念入場券を見ながら
京都駅の歴史と現在の姿を眺めてみます。
明治5年(1872)9月新橋~横浜間に初めて日本の鉄道が開通しました。
明治10年2月京都~神戸間が開通、下記写真の初代京都駅が誕生します。
赤レンガ造り2階建ての洋風建築で、中央の塔には直径2mの振り子時計がつけられていました。
七条ステンションと呼ばれ、現在の場所より少し北にあって、ホームも1本だけでした。
2代目京都駅は大正天皇の即位式に合わせ大正3年5月に誕生します。
ルネッサンス式の総檜造り2階建築として現在地に建てられましたが、
昭和25年11月失火により焼失しました。
3代目京都駅は昭和27年5月にルネッサンス様式を引き継ぎ、
鉄筋コンクリート造り中央に8階の塔を備えた近代的駅舎として誕生しました。
昭和39年10月には東海道新幹線が開業します。
初代 京都駅 明治10年竣工 明治の一番ホーム
2代目 京都駅 大正3年竣工
3代目 京都駅 昭和27年竣工 明治の京都駅前