花渡り式

4月13日午後1時ころから、日吉の馬場で花渡り式が行われます。
そのころは日吉参道の桜も例年見ごろを迎え、
出店が並び大勢の観客の見守る中、稚児武者と花笠の行列が次々と続きます。

稚児を先頭する若者は化粧まわしを付け、
歩くたびに金棒が「チャリンチャリン」と音を響かせ祭りを盛り上げます。
稚児は4,5歳の可愛い男の子で、それに付き添う家族の姿にも
素朴な村祭りの風情が感じられます。

昨夜里に降りた2神は夫婦の契りを結び、今夜の宵宮落としは出産を表すという神事です。
宵宮場に収められた東本宮系の4基の神輿は、
扇の合図とともに一斉に地面に落とされ、
激しく揺さぶられて陣痛の苦しみを表します。

そのあと4基の神輿は少し先の鼠の宮まで駕輿丁に担がれ、1番を競い走り出します。

 
花笠の揺れる日吉の馬場  稚児武者の笑顔  
   
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