例祭 神輿神幸

4月14日は祭も本番、午前中に例祭が東本宮で行われ、続いて西本宮に移ります。
西本宮では宮司の祝詞奏上のあと、雅楽の流れるなか天台座主から五色の奉幣が執り行われ、
続いて参列の一山僧侶による般若心経が境内に響きます。

神仏習合の歴史をとどめる行事で、
明治の廃仏毀釈以降天台座主以下僧侶の参列は中止されておりました。
しかし、昭和12年4月20日、比叡山開創1150年記念法要で天台座主の参拝があり、
昭和16年の山王祭から正式に復活いたしました。

午後には大津の四宮神社へ神幸していた大榊が帰ってきます。
そしていよいよ神輿の神幸です。
甲冑武者の手になる扇に招かれ、
駕輿丁に担がれた山王七社7基の神輿が西本宮楼門から出発します。

 
 神輿かつぎ手の到着  大榊還御
   
西本宮7基の神輿  武者の扇に続いて神輿出御