岩屋神社

歓喜光寺から山沿いに橘大の前を通り抜けると岩屋神社があります。
岩屋神社は山科一之宮であり、その氏子範囲は山科一円に広がっています。

神社の歴史は、奥之院にある陰陽の両巨巌の磐座信仰には始まります。
社伝では、古墳時代の仁徳天皇のころといわれ、
境内からは奈良時代以前の土器が出ています。

寛平年間(889~898)宇多天皇のときに本殿が創建されましたが、
治承年間(1177~1181)に園城寺の僧徒によって焼かれ、旧記も残されていません。
中世には東・西・上の岩屋3社があり、東は当社で西は山科神社とされますが上は不明です。

大石内蔵助は山科西野にある岩屋寺の地に隠棲し、
ここまで大願成就祈願のため参詣したとも伝えられています。

神社の裏手には、川崎大師の京都別院として、昭和58年に建立された笠原寺があります。

参道の鳥居                              拝殿と本殿     

            

笠原寺 「修行大師像」 空海修行の姿                 笠原寺からの展望