知恩院 七不思議
 
知恩院には昔から七不思議が伝えられています。

瓜生石 黒門の前、道路の真ん中にあり、この石から瓜の蔓が伸び、
花が咲き、実がなったといわれます。
そしてこの下に地下道があり、二条城へ通じていたとも言います。

鴬張りの廊下 御影堂から周囲のお堂をつなぐ全長550mの廊下が鴬張りで、
歩くと鶯の鳴き声に似た音が聞こえます。
廊下の下には音の細工となる鎹(かすがい)が見られます。

左甚五郎忘れ傘 御影堂の軒下にあり、甚五郎が火除けの守りとして置いたとされます。

三方正面真向きの猫 方丈廊下杉戸絵の猫は、どちらから見ても猫は正面に見えます。

大杓子 大方丈にある杓子は全長2.5m、仏様が人を救う慈悲の大きさを表しています。

抜け雀 大方丈の襖絵の雀は、上手に描かれていたので逃げてしまったといわれます。

白木の棺 三門の楼上に五味金右ヱ門夫妻の自作の像を納めた棺があります。
五味は山門の造営を命じられ、立派なものにするため予算がオーバーし、
竣工後夫妻は責任をとって自刃したと伝えられます。

鴬張り廊下 縁の下の鎹(かすがい)                        左甚五郎忘れ傘

             

三方正面真向きの猫                大杓子                  抜け雀