北の丸からの展望

八幡山城址は、本丸、二の丸、北の丸、西の丸、出丸からなり、
村雲御所を出て山道をしばらくたどると北の丸址に出ます。

展望台からは北に安土城址、その左には西の湖が見えます。
昔はその左に大中湖があり、琵琶湖最大の内湖として琵琶湖につながり、
安土城まで船が出入りしていました。
昭和39年干拓工事が終わり、今は一面の田圃となっています。

北の丸址からさらに進むと西の丸址に出ます。
琵琶湖が大きく広がり、その向こうに比良、比叡の連峰を望みます。

湖岸に見える小さな丘は、岡山水茎城址です。
室町幕府11代将軍足利義澄は細川隆国、大内義興らに都を追われ、
六角氏の被官九里信隆を頼りこの城へ入りました。

しかし、永正8年(1511)義澄は病に倒れ、
都への復帰の夢果たせずここで亡くなりました。
この年、後の12代将軍足利義晴は岡山水茎城で誕生しました。

              北の丸址                              西の丸址から水茎城址展望            

            

西の丸址                                山道に残るお願い地蔵